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Tableau(タブロー)とは?何ができる?料金やメリットも解説

企業のDX化が進む中、ビッグデータを自社で分析する企業が増えています。従来はExcelが主流でしたが、近年では膨大なデータを収集・分析できる「Tableau(タブロー)」の採用も増加しています。

業務効率化を図るためにTableauの導入を検討する際、機能やメリット・デメリットが気になる方も多いでしょう。

そこで本記事では、Tableauの概要やできること、主な種類、使うメリット・デメリット、導入する際の料金などについて解説します。

この記事をおすすめする人
  • ビッグデータの活用やデータ分析に興味がある方
  • BIツールの比較検討をしている情報システム部門の方
  • データ分析ツールの導入を検討している経営者の方

Tableauとは?【レポート作成・分析できるBIツール】

Tableauは、ビジュアル表現と直感的な操作性を兼ね備えているBIツールです。BIツールとは、Business Intelligence(ビジネス・インテリジェンス)ツールの略で、企業が保有する膨大なデータを収集・分析・加工し、有益な情報を抽出できるソフトウェアを指します。

 従来、Excelなどを用いたデータ分析が主流でしたが、Tableauを利用することで、専門知識がなくてもグラフやチャートでデータを可視化できます。これにより、データ分析のハードルが下がり、意思決定の改善に役立ちます。

 ビッグデータの分析は、AIを使用する方法もあります。詳しくは、「AIによるデータ分析とは?メリットや導入手順・活用事例を解説」をご覧ください。

Tableauでできること

Tableauの機能は主に以下の通りです。

ここからは、Tableauでできることを詳しく解説していきます。

データベースとの連携

Tableauは、Googleアナリティクス(GA4)などの分析ツールやSalesforceなどのビジネスアプリケーションのデータベースと連携できます。
他のデータベースと連携することで、必要な情報だけを抽出し、細かく分析できるので、効率的なデータ分析ができるようになります。

チームにデータを共有

Tableauで作ったダッシュボードは、Webブラウザ上で複数のユーザーに共有できます。また、ユーザーごとに権限設定ができるので、必要な情報だけを特定のメンバーに閲覧させることもできます。

さらに、リアルタイムでの同時編集やアクセスもできるので、部署やチーム全体での業務がスムーズに進みます。

複雑なデータ・ビッグデータを可視化

Tableauは、マウス操作のドラッグ&ドロップで直感的に操作できます。これにより、複雑なデータやビッグデータであっても簡単に可視化することが可能です。

また、グラフやチャートのテンプレートが多く用意されており、好みにあわせてレイアウトやデザインをカスタマイズできます。

データの自動更新

Tableauにはダッシュボードの自動更新機能があり、最新のデータが常に反映される仕組みになっています。手動での更新が不要なので、業務の効率が向上し、時間を大幅に短縮できます。

また、状況に応じて自動更新のタイミングを自由に設定することも可能です。

Tableauの主な種類

Tableauには、目的や使用環境に応じた複数の製品ラインナップが存在します。ここからは、Tableauの主な種類について解説します。

Tableau Desktop

Tableau Desktopとは、Tableau製品の中核を担うソフトウェアで、データの接続から可視化、詳細な分析まで幅広い機能を備えています。

ローカルPCにインストールして利用するため、オフライン環境でもデータ分析が行えます。作成したダッシュボードは、他のTableau製品と連携して共有することも可能です。

Tableau Server

Tableau Serverとは、Tableau Desktop(データを表・グラフなどの形式で表現できるツール)で作成したダッシュボードを、どのデバイスからでもブラウザ上で閲覧できる環境を提供する製品です。

自社内にサーバーを設置し、データやビジュアル(データの見栄え)を一元管理できるので、セキュリティ面や管理面で安心して運用できます。企業全体でのデータ共有やリアルタイムな情報更新に向いています。

Tableau Public

Tableau Publicとは、基本的にはTableau Desktopと同様の機能を持つソフトウェアですが、無料で利用できる点が大きな特徴です。

ただし、作成したダッシュボードはWeb上に公開され、誰でも閲覧できるので、個人や学習目的での利用に向いています。

さらに、「Public Gallery」では、世界中のユーザーが制作した優れたビジュアライゼーションが多数公開されており、参考資料としても活用できます。

Tableau Cloud

Tableau Cloudとは、Tableau Serverとほぼ同等の機能を搭載したクラウド型サービスです。自社でサーバーを構築する必要がなく、Tableauが提供するクラウド環境上でダッシュボードの共有や管理を行うことができます。

以前は「Tableau Online」として提供されていたこのサービスは、導入の手間を大幅に軽減できるメリットがあります。

Tableau Prep

Tableau Prepとは、Tableau Desktopに接続できるデータ加工ツールです。Tableau Prepは、ローカルPCにインストールして使用します。マウス操作でデータ変換などを行えるので、SQLなどの専門知識がなくてもデータ加工が可能です。

 これにより、分析前のデータ準備が効率的に進められ、データ分析業務のスピードアップにつながります。

 SQLについて詳しくは「SQLとは?データベース言語の基礎知識・重要性を解説」をご覧ください。

Tableau Reader

Tableau Readerとは、Tableau Desktopで作ったダッシュボードを閲覧できる専用ソフトです。Tableau Readerは、ローカルPCにインストールして利用します。

編集はできないものの、フィルター機能やプレゼンテーション機能を活用し、ユーザーは視覚的に情報を把握することができます。閲覧用途に特化しているので、データ共有の最終確認などに役立ちます。

Tableauを使うメリット

Tableauを利用することで、さまざまなメリットを得られます。ここからは、Tableauを使うメリットを解説します。

拡張性が高い

Tableauは、ExcelやCSV、Googleアナリティクス(GA4)など、100種類以上のデータソースとの連携が可能です。外部ツールとの連携に優れ、異なるフォーマットのデータも一元管理できます。

また、専門的なコードを書かずに多数のデータと連携できる点も、導入企業にとって大きな魅力といえるでしょう。

直感的に操作できる

Tableauは、ドラッグ&ドロップを中心とした操作方法を採用しており、初心者でも手軽に操作できます。

また、各パーツは美しくレイアウトされ、ユーザー自身の好みに合わせたカスタマイズが可能です。これにより、誰でも効率的にレポートやダッシュボードを作成できるのが大きなメリットです。

業務効率化が見込める

Tableauは、多彩な機能を備えているので、企業の目的や現状に合わせたデータの洞察が可能です。代表的な機能としては、以下の機能が挙げられます。

  • ダッシュボード機能:複数のグラフなどを統合し、異なるデータを並行して分析できる機能
  • ビジュアル機能:分析結果や目標に応じて、グラフ・表・チャートなどを選択して表示する機能
  • データベース機能:分散したデータソースから必要な情報を選別し、分析に適したデータを収集・保存できる機能
  • 自動更新機能:収集・整理されたデータを自動的に一定間隔で更新し、常に最新情報を維持する機能

 これらの機能が組み合わさることで、手間のかかるデータ分析作業が大幅に効率化できます。

Tableauを使うデメリット

Tableauの導入・利用には多くのメリットがある一方で、注意すべき点も存在します。ここからは、主なデメリットについて具体的に解説します。

導入費用が比較的高い

Tableauは、導入費用が比較的高額になる傾向があります。Tableauのライセンス体系は3種類(Tableau Creator・Tableau Explorer・Tableau Viewer)あり、最低でもTableau Creatorのライセンスが必要です。

 さらに他のライセンスと併用することで、全体のコストも増加します。そのため、予算に制約がある企業にとってデメリットと感じることもあるでしょう。

 Tableauの導入費用は後述の「Tableauを導入する際の料金」をご覧ください。

使い方に慣れるまで時間が必要

Tableauは、直感的な操作性が特徴ですが、豊富な機能を使いこなすには一定の期間が必要です。特に、初期の段階では使い方の学習が欠かせません。

使い方を調べる時間を短縮したい場合は、管理運用や保守の委託、専門のサポートサービスを利用する方が効率的な場合もあります。

無料版だと機能性に欠ける

Tableau Publicは無料で利用できますが、作成したダッシュボードがすべて公開されるので、機密性の高いデータを扱う企業には不向きです。

さらに、無料版だと機能性に欠けるため、本格的な業務利用には有料版の導入が求められます。

Tableauの料金は以下の3つのライセンスに分かれており、必ずTableau Creatorのライセンスが1つ必要です。他の2つのライセンスは、Tableau Creatorと組み合わせて利用します。

ライセンス名

最低購入数

料金

(ユーザー/月)

※請求は年単位

利用できる製品

Tableau Creator

1

9,000円/月

Tableau Desktop

Tableau Prep Builder

Tableau CloudまたはTableau Server の Creator 1ライセンス

Tableau Pulse(Tableau Cloudでのみ利用可能)

Tableau Explorer

5

5,040円/月

Tableau CloudまたはTableau Server の Explorer 1ライセンス

Tableau Pulse(Tableau Cloudでのみ利用可能)

Tableau Viewer

100

1,800円/月

Tableau CloudまたはTableau Server の Viewer 1ライセンス

Tableau Pulse(Tableau Cloudでのみ利用可能)

まとめ

今回の記事では、Tableauの概要やできること、主な種類、使うメリット・デメリット、導入する際の料金などについて解説しました。Tableauは、直感的な操作性と豊富なビジュアル機能を兼ね備えたBIツールとして、多くの企業で採用されています。

Tableauは膨大なデータを素早く分析し、チーム間でのスムーズな情報共有も可能です。一方で、導入費用や操作を学習する時間といった課題も存在するので、事前の検討と適切な運用体制の調整が重要になります。

この記事のまとめ
  • Tableauとは、専門知識不要で直感的にデータ分析が可能なBIツールのこと
  • 多彩な連携機能と製品ラインナップで、多くの企業で採用されている
  • 導入時のコストや習得期間の課題を解消できるサポート体制が重要になる
記事の監修

代表取締役村越 聖人

代表取締役村越 聖人

2006年からエンジニアにてデジタル業界でのキャリアをスタート。
大小様々なWebシステム開発およびシステム運用保守を経験。

フルスタックエンジニアとして上流から下流工程まで一連の業務を担当するとともに、サーバー設計、構築、運用設計などのサーバー管理者業務も兼任。

近年は、顧客折衝を含む提案型営業からDMP絡みのデータ分析業務をはじめ、プロジェクトの全体統括・SEなど業務要件に合わせたポジショニングで顧客ニーズの最大化を図るサービス提案を実施。

新規事業で立ち上げた自社サービスにて、発明者として特許取得。

2019年5月 株式会社glorious future 設立。